広さ、管理体制、金額、ロケーション等、条件は様々です。
「綺麗な場所にお墓を建てたのに、交通の便が悪くてなかなかお参りに行けない」「お手頃な価格の墓地を選んだが、墓地周りの道が舗装されておらず不便」といったケースもあります。
墓地をご利用になるにあたって、何を重要視されるかをご検討ください。
墓地の管理に関しては、霊園の管理主体によっても様々になってきます。「Q.墓地の種類とは?」をご参照ください。
ご希望の条件については、石屋さんに相談されることをおすすめします。墓地には公営霊園、共同墓地、寺院墓地、民間霊園の4種類あり、それぞれ各霊園の管理主体によって区別されています。
大きな違いとしては、営利目的か非営利目的化ということが挙げられます。
公営霊園、共同墓地は、都道府県や市町村が管理しており、安定した運営、民間に比べると費用が少なく設定されていますが、購入にあたっての制限があったり、競争率が高くなるという面があります。
民間霊園は、一般の企業が霊園の管理をしていますが、自治体から墓地としての許可・認可を得るために、宗教法人の名義を借りて寺院が運営しているように見せかけている場合もあります。
それぞれの霊園・墓地の特徴を踏まえた上で選択することが、納得のいく墓地選びに大切となってきます。永代使用料とは、お墓を建てる土地を永代に渡って使用するための代金のことをいいます。
墓石そのものは購入できますが、お墓を建てる土地はお金を払っても所有することはできません。
永代使用料とは、霊園やお寺から「永代に渡り、土地を借りる権利(永代使用権)を取得するための代金」ということです。
管理費は、墓地を運営するのに必要な費用です。
墓地・霊園内の共用部分の維持・管理(通路、水道、駐車場などの設備)に必要となります。
墓地・霊園によって様々なので一概には言えませんが、一般的な手続きとしては、申し込み用紙に記入の上、住民票や戸籍謄本等の必要書類と一緒に申し込みます。
各墓地・霊園の管理者に直接お尋ねいただくと確実です。「墓檀家」という考え方で、改宗等することなく墓地の使用許可をされているお寺もあります。
「墓檀家」とは、お墓に関する法要はお墓の在るお寺で執り行い、普段のお付き合いは今までのお寺でお願いする。というものです。お寺によって異なります。
永代使用料と管理費のみが必要な場合もあれば、お寺を支えるための寄付、お布施が必要になる場合もあります。墓地には売買は認められていません。
墓地は所有権を購入するのではなく、お墓を建てる土地を使用する権利(永代使用権)を購入することで使用できるようになります。
この「永代使用権」は、遺族へ継承することはできますが、譲渡・売買はできません。