五輪塔は、主に供養塔、墓塔として使われている仏塔で、お墓の一種です。
上から空輪(宝珠形)、風輪(半月形)、火輪(三角形(または笠形、屋根形))、水輪(円形)、地輪(四角)の5つの石でできており、古代インドにおいて宇宙の構成要素・元素と考えられた五大要素「空・風・火・水・地」を象徴するとされています。
現在は、五十回忌もしくは三十三回忌を過ぎて成仏した方々を祀るものと言われています。
上記のように述べましたが、五輪塔は、宗派によって意味合いや刻む文字が異なるので、建てる場合には注意が必要です。
宗派の住職さんにお尋ねになる方が良いでしょう。
統一された規格はありませんが、和型墓石の場合は基準となる寸法があります。
和型墓石の場合、サイズによって八寸碑、九寸碑、一尺碑などと呼ぶことがあります。
これは目安としては使えるのですが、あくまで棹石の幅を元に区別するために呼んでいるのであって、高さがどのくらいか、棹石以外の部分はどのくらいか、といった形状やバランスは地域によって異なってきます。
特に問題ということはありません。
納めたお骨が早く土に還るという意味から考えても悪いことではありません。